通り過ぎる日常

家へと続く帰り道
紙袋いっぱいの書類を抱えた紺色のスーツ姿の男性が、私の前を通り過ぎた。
きゅっと引き締めた口元が印象的だった。
明日会議なのだろうか。

そうだ。溺れそうになるまで頑張っているのは私だけでも、君だけでもない。

友人の結婚式に参加する時間を作るため、明日は徹夜だ。