なぜ自転車に乗るのか?

自転車乗る理由は人により様々です。
自分はいったい何のために自転車に乗っているんだろう、とちょっと考えてみました。


レースのために自転車に乗る人
仕事の傍ら、それ以外のほとんどの時間(もしくは全ての時間)をひたすらトレーニングに注ぎ込み、表彰台の頂点を目指して日々辛いトレーニングを行う人達。
プロではないので、レースに優勝したからといってものすごい報酬があるわけでもない。
しかし、レベルの差こそあるにせよ、食べたいものも我慢し(たくさん運動すれば、たくさん食べていいというのは比較的初期に打ち破られる幻想だ!)、家族とのふれあいの時間も犠牲にし(自転車のトレーニングには気が遠くなる程の莫大な時間を要する!)、ただ目標にまい進する。
その姿は、ひたすらストイックにして崇高、そしてドM(失礼!)といえる。


私もレースで速くは走りたいけれど、全てを捧げるほどの覚悟はできていません。私の中でのレース割合は10%くらいです。でも、子供が大きくなったら、いずれは・・・。


遠くに行くために自転車に乗る人
普通の人が、車や電車でしか行けないと思っている場所までふらっと自転車で行ってしまう人達。
昔は普通の人だったのだが、なんらかのきっかけで自転車がとんでもない距離を楽に走れる乗り物であることを発見し、ずぶずぶと深みにはまっていく。
ふらっと関東から直江津まで行ってみたり、ふらっと東京湾を一周したり、ふらっと伊豆半島を一周してみたり・・・。
ちなみにこれらは300km程度で、いわゆる距離感が壊れた人達から見れば全然大した距離ではない。(だから私でも出来た)
ブルベと呼ばれる長距離(最長でなんと1,200kmだ!)を走るイベントに参加する人達も多い。


私ももっと遠くまで走りたいけれど、まる一日以上家を空けられる日はほとんどなく・・・。私の中での長距離割合は10%くらいです。


ダイエットするために自転車に乗る人
40代以上の2人に1人の男性がメタボと言われる現代。
世に「XXを食べるだけダイエット」なるものは多いが、何度もダイエットを試み、痩せ、そしてリバウンド(!)して来た身としては、甘い、と思う。
結局のところ肥満とは生活習慣病であり、生活習慣病を治すには、当たり前だけれど生活習慣を変えねばならないのだ。
XXを食べるだけ、なんて一生できるはずがない。一時は痩せるにせよ、結局のところリバウンドし、また別の「●▲を食べるだけ」を探すハメになる。
この賽の河原で石を積む行為に似たダイエット地獄を抜け出すには、一生、もしくは一生に近い長い間、摂取カロリーを減らすなにか、か、消費カロリーを増やすなにか、を見つけなければならない。
その点、膝への負担も軽く、ダイエットに有効と言われる低強度の有酸素運動を長時間(そう、あきれるほどの長時間!)可能とする自転車への視線は熱い。


痩せたい!です。ものすごく痩せたい。でも体脂肪率は未だに18%くらい。痩せては見えるんですけれど、このくらいだと、やっぱりわき腹がぷにょんとしちゃうんですよね。いつか10%を切りたいものです。
私の中でのダイエット割合は、30%くらいです。



移動するために自転車に乗る人
なぜ自転車に乗るのか?
なぜならそこにたどり着かねばならない目的地があるからだ。車より手軽に、足で走るより速く、目的地にたどり着ける、それが自転車だ。ある意味自転車の存在意義に最も沿う使用方法かもしれない。
移動するという意味では「自転車で遠くに行きたい」タイプと似ている点もあるけれど、やはり違う。前者は移動する事そのものが目的であるのに対し、このタイプの人達にとって「移動」はあくまで手段である。移動した先になんらかの目的があるのだ。例えば仕事をするために移動する、自転車通勤タイプが代表格となる。
また自転車は移動手段として極めて優秀であり、CO2の排出量も(エンジンたる我々が呼吸する必要があるので)ごくわずか。燃料は、無意識に皮膚の下に溜め込みがちな脂肪であり、エコカーなんて鼻息で吹き飛ばしたくなるほどにエコである。まさに時代の最先端を行く乗り物といえる。


私にとっての自転車はまさにこれです。A地点からB地点まで移動するための手段、それが自転車。ファストペダルとかシグナルダッシュとかのトレーニング(?)をしているのは、レースのためというよりも、より移動効率を高めるため、より素早くより安全に目的地にたどり着きたいからこそ、と言えます。
私の中での移動割合は50%(半分!)です。




というわけで、これからも楽しく自転車で「移動」したいと思います。




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