NHKで自転車事故に関するニュースをしてました

12日の朝、NHKで「暴走自転車。急増する事故」というニュースをやっていました。対自動車事故はもちろんですが、対歩行者、自転車同士の事故も、ものすごく増えているようです。

自転車同士の事故で相手に重症を負わせ、1千万程度の賠償責任を負った方の


自転車で相手に大怪我させて多額の請求をされるとは夢にも思わなかった


という趣旨のインタビューが印象に残りました。私はこれを笑えません。私自身、たぶん心の深いところでは同じように思っているだろうからです。
私のケースでは、私はたまたま被害者ですが、当然ながら加害者になるケースもあるわけです。
もし相手に大怪我を負わせたり、まして殺してしまったりしたら・・・もちろん保険には入っていますが、それで済む問題でもないですよね。不幸にも私が加害者となり殺してしまった相手が一家の大黒柱で、家にはまだ幼い娘が父の帰りを待っている・・・なんて想像すると、どうにもやりきれなくなります。


事故に会った経験から言うと、事故は突然、なんの前触れもなく、避ける間もなく、いきなりやってきます。
前触れがあったり、避ける間があれば回避するわけで、当然といえば当然なのですが、案外自分は避けられるとか、ちゃんとマージンを取っているとか、思ってしまうところがあるのではないでしょうか。少なくとも私はそう思って日々走っていました。私はちゃんと気をつけて走っている、と。
自分の目の前でいきなりドアが開き、気が付いた時には宙を舞っていたその瞬間まで、そう信じていました。


なんの前触れもなく、突然やってくる事故を避けるための手段はないのか。もちろん完全には無理ですが、ある、と思います。それは習慣です。

  • 赤信号は確実に停車する。
  • 道路の左側を走る。
  • 夜間はライトをつける。
  • 携帯電話をしながら乗らない。
  • ヘッドフォンで耳を塞いだまま乗らない。
  • 傘差し運転はしない。
  • ちゃんとハンドサインを行って意思を周囲にアピールする。
  • 無理な追い越しをしない。
  • すり抜けはしない。


正直言ってこれって守らなくてもすぐ事故に会うわけではありません。実際自転車通勤をしていると、ローディとしてはまったく隙のないいでたちで、でも鮮やかに信号無視というケースは嫌という程見ます。これはつまり赤信号を無視してひどい目に会ったことがないし、その人の周りでも事故は起きていない、ということだと思います。


だけど、1万人のローディが、千回、1万回と信号無視を続けると、確実に何人かは信号無視で痛い目に会うでしょう。
この低いけどあたれば悪夢のような確率から逃れる手段はただ一つ。車が来てようが、来てなかろうが、赤信号で確実に停車することです。それを習慣にしていることです。そうすれば1万1回目に車が来ていないと確信しながら無視した赤信号で、左側がブラインドになった交差点に無音で進入した来たプリウスに跳ね飛ばされることは避けられるでしょう。


私は、停まっている車の横をすり抜けることを日常のようにやっていました。しかし停車した車のドアが開く可能性も、そしてタクシーが時折とんでもない動きをする事もわかっているつもりでした。でも、それは本当はわかっていなかったのです。
わかっていれば、すり抜けはできないか、できても、すり抜けの速度は、歩く速度と変わらない程度になるはずです。


もう一度自転車に乗れるようになる時まで、安全のための習慣を見直そうと思います。



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