自転車中の頭の中

私はシステム開発が生業なのです。
この業務をどうシステム化しようかなぁ。とか、トラブル発生だよ、どうやって解決しようかなぁ。とか大部分がただ考えているだけの仕事です。
考えずにひたすら手を動かしても先には進めません。ヘタな鉄砲は数打っても当たらないのです。


ちなみに残りは資料を作ったりプログラムを書いたりで、人と折衝したりする仕事はほとんどありません。基本的に口べたな私が多少なりと自分の能力を生かせる仕事を選択し続けてきた結果の妥当なポジションだと思っています。そのかわり勉強し続けないとあっと言う間に役に立たないリストラ対象社員に早変わりしてしまうわけですけれども。


さて私が通勤で自転車に乗る時間は1日3時間弱。
この間働いているのは足なわけで、頭は空いているはずです。
ならこの時間に仕事の考え事も済ませてしまえばいいんじゃないかとチャレンジしたことがありました。


結論からいうと、だめでした。もう全然。
まず市街地を走っている時は思考の大半が危険回避につぎ込まれています。


前の車が速度を落とした、なんか前にあるのかも。
ここで踏ん張れば三つ先の信号まで青で駆け抜けられそうだ。
前方にタクシー発見。そして交差点。やばいやばい。それにしてもどうしてわざわざ危険な交差点で手をあげてタクシーを止めようとする人が多いのだろう。


仕事のことを考えている余裕はありません。
まあ、それはけして不快なものではなく日常では味わえない心地よい緊張感だったりするんですけれども。


では早朝の人のまばらなCRはどうか。
30キロ以内で走っている分にはまだ自転車以外の事を考える余裕があります。
しかし30キロを越え、どうにか少しでも速く自転車を走らせようとしていると、頭の中は足からフィードバックされる乳酸のたまり具合や、風圧を少しでも下げるためにどういうフォームをとるべきか、ちゃんと体幹が使えているのかな、なんてことばかりです。


結局仕事のことなんて立ち入る隙はありませんでした。まあ、それが逆に精神衛生上よいのかもしれません。
この3時間は、自分だけの時間。
この時だけは完璧に仕事から(家庭からも)解き放たれるわけです。
こんな時間が持てるというのはありがたいことなのかも。


さ、今週も一週間がんばるぞー!




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今週は天気良さそうですね。
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