自転車と味覚


甘いものは好きですか?


私は、、、大好きです!!


シュークリームを眺めるとその中につまっている生クリームにごくりとつばを飲みます。
薄皮に包まれた決め細やかなこしあんは、芸術品だと思います。
チーズケーキは、ホールでモッテコイヤー!
と思いながらいつもショートで涙しています。


こんな私ですが、この中年になるまでの人生中、甘いものを受け付けない時もありました。
20代から30台半ば、自転車に出会う前までの頃です。


振り返ってみれば、大体運動漬けだった我が人生。
中学はバスケでしごかれ、年間の休みは多分正月、お盆の三日くらいだったと記憶しています。
授業は部活に備えるための睡眠時間として存在していました。


高校は応援団。
校庭を手押し車されながら応援歌をがなる日々。
まあ、バカ以外の何者でもなかったと思います。


大学では少林寺拳法なる武術をやっていました。
回し蹴り千本とかよくわからない無茶もしましたが
結局のところ学んだ一番大事な事は、逃げる!(襲って来た相手も自分も傷つけない素晴らしい方法です。まじで。)
ってことで、とにかくだだっぴろい校内を胴着を着て駆けずり回っていました。
この頃はうまかったです。甘いものも辛いものも。


だけど就職してから約10年。
ほとんど運動しない日々が続きました。
連日終電帰りの作業。ストレスに耐え切れず25歳からタバコを吸い出す始末。
坂道を転げ落ちるかのように、ガンガン体力が落ちて行きました。
ちょっと1km走っただけで、岡に打ち上げられた魚よろしく、1時間は倒れこんでゼーハーいってました。
この頃、甘いものをちーともおいしく感じなかったんですよね。
その頃は、男は二十歳を過ぎれば味覚も変っていくんだろうと
大して気にせず、塩辛やら、キムチやらを肴に、日本酒ばかり飲んでおりました。
ちなみにこの頃は、体脂肪率も25%を超え、ムチムチ度合いが日に日に増しておりました。
お腹周りには、もう一生消えることはないだろう・・・と思うダンダンまで出来ていました。


それが自転車を乗り始めて一変です。
まずダンダンが消え、体脂肪が17,8%まで落ちました。
前後して色々あってタバコをやめ、空気がおいしくなりました。
ショートケーキを見ればよだれをぬぐうようになり、甘いもの万歳です。

今思うに、あの頃甘いものが苦手だったのは大人の階段を昇っていたのではなく
メタボの13階段を昇っていたのだと思います。
体が無意識にこれ以上、甘いもの、糖分を摂取することを拒否していたのでしょう。


イチゴショートケーキ最高!
ドラ焼き10個はいける!
こんなに甘いものをおいしく食べれるなんて、自転車に乗って本当によかったなぁー。



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