長距離自転車通勤に必要なもの


夜明けが早くなり朝日を見る機会も減った。


最近随分暑くなってきました。汗をだいぶかくようになってきたので、肌に張り付くジーパン通勤はそろそろ見直さなくてはいけないかもしれません。とはいえ、めんどくさがりの私に着替えるという発想はありません。ここはいっそ自転車乗りの正装、ジャージで勤務!ピチピチで、ハデハデでいろんな意味で注目されること間違いなし!
まて、落ち着け、自分。
ジーパンはラフな服装の代表格とはいえ、すでにファッションとして人々の中に溶け込んで歴史も長い。会社で着用が許されるのも、その市民権ゆえです。いくら私服OKとはいえ、一般人に刺激が強すぎるサイクルジャージはもう少し時代が追いつくのを待ったほうがよさそうです。

さて、このところ仕事が忙しかったりして若干回数が落ちていますが、それでも週に2回は自転車通勤を続けています。50kmの通勤では、自転車に乗っている時間は片道2時間程ですが、前後の準備を入れると、2時間半くらいは消費していると思います。往復トータルで5時間。これだけの時間を毎日ではないにせよ、1日24時間の中から捻出し続けられているというのは、我ながら奇跡的にありがたいことです。

色んなものに支えられて自転車通勤を続けられているわけですが、この酔狂な長距離通勤に一番必要な要素はなんだろうと、ふと考えてみました。安全な駐輪場、仕事が爆発炎上しないこと、家族の理解、全て大事です。だけど決定的要素ではない。私が考える、もっとも重要な要素、自転車通勤を、長距離自転車通勤に変えるポイントは、
「家が会社から遠いこと」
これです。
電車で通っていたときは、なにが悲しくて1時間半もぎゅうぎゅう詰めで揺られ続けられなければならないのかと思っていました。朝は一日のエネルギーの8割を集中し、サラリーマン戦士達とのポジション争いに明け暮れ、夜、居酒屋でグチをこぼしあった後、長距離ゆえ、小旅行になりかねない乗り過ごしの恐怖に怯えながらベンチシートの片隅でジョーになっている。
オラ、こんなムライヤだー!(いや村じゃないです。
と思わず叫んでしまうほど、のどかで郊外で、駅ビルはつぶれた店だらけ。(本当に大丈夫なのか?
ちなみに会社の規定では私が住んでいる場所は一都三県に入らないため、住宅手当まで差をつけられてしまう始末。こんなパスポート持参で通勤していると噂されるほど遠くに住んでいることが、まさかメリットになる日が来るとは。人生逆転ホームランです。

電車で一時間以上かけて通勤している方。電車を降り、サドルにまたがった瞬間、その距離は突如プラスの要素になります。通勤時間は増えるかもしれません。でも、発想を変えてみてください。それは通勤じゃなくて、サイクリングなんだって。


さて、来週は何回乗れるかなぁ。



5月の累計:1073km


5月の走行記録はこちら

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