パンク

その日はいつもより30分早く家を出ていました。会社が活性化し、いつものようにメールの弾丸が飛び交い、問い合わせ兵に途切れなく突撃され、仕事時間が細切れに寸断される前に、片づけたい仕事があったからです。

でもこんな時に限って、いやこんな時だからこそ奴はやってくるのです。
江戸川CRをほんの少しの追い風に乗りながら快調に南下し、車が連なる6号線に乗り換え。この後、中川、荒川、隅田川を超えて行くのですが、特に最初の川に渡るまでが、狭い路肩と渋滞のダブルパンチで個人的に最も要注意と感じている危険な区間です。
そろそろと歩道と車列の間を抜けながらペダルを回していると、なんとなく後輪から伝わる路面の感触に変化があります。だいたいいつも8気圧いっぱいに詰め込んでいるので、ガンガン弾むような感覚があるのですが、なんとなくいつもより弾みが少ない感じに。もしやこれは・・・と歩道に乗り上げ指に後輪を摘まんでみると、むにょーんとなんとも頼りない感触が!
キタキタキタキタキタ来た!
パンク魔王様です。

なにも急いでいる日に・・・という思いもありましたが、わが身の不幸を嘆いていても、パンクしたタイヤは直りません。こんな事もあろうかと、私の自転車には

  • 小型インフレータ×1
  • 予備チューブ×2,
  • イージーパッチ×6
  • CO2インフレータ×1
  • CO2ボンベ×2

が装備されています。2回までならチューブ交換+CO2注入の超速修理が可能。仮に不運が続いても最大で8回のパンクに耐えられる圧倒的物量です。ちなみにここまで約15,000km走ってきて3回目のパンクなので、5,000kmに1回パンクすると仮定できます。となると、私は40,000km走りきれる量の耐パンク装備を持っている事になります。地球一周できます。私はどこを目指して通勤しようとしているのでしょうか。

重量的にもそれなりになり、我ながらちょっと馬鹿みたいかも・・・と思わなくもないですが、パンクで遅刻するのは確実に馬鹿です。自転車が原因で仕事に穴を開けたくはありません。
でもさすがに8回連続でパンクしたら、例え自転車は無事でもその日は会社に行かないかも。
ともかくチューブを交換して、再度タイヤをはめ込みCO2インフレータで一気に適正空気圧まで復帰です。要した時間は約10分。心残りは、修理中にタイヤの裏側、空気が抜けたチューブをチェックしましたが、どこから漏れたのかわからなかった事。
最悪またパンクですが、ともかく会社に向けて再度漕ぎ出しました。

結果的には会社まで空気は抜けなかったので、正体不明な原因はとりあえず除去できていた模様です。
家に帰宅してからチェックしてみたところ、オーバーホール時に交換したばかりのタイヤに小さい穴が!

でもこのくらいならきっと大丈夫でしょう。たぶん。


次は5分台での修理完了を目指します。



往:54.17km 1h50m 29.3km/h 74rpm
復:54.24km 2h04m 26.2km/h 67rpm
■6月の累計:1,352km

6月の走行記録はこちら

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