GOING HOME - RIDE ROAD

こんな景色の中で育ちました

夏休みです！
皆様いかがお過ごしでしょうか。私は山形の実家に車で帰省しておりました。恥ずかしながら酒好きで、これは遺伝的に受け継がれた資質らしく、当然ながら父もそんな感じです。というわけで、飲めや歌え（？）の実家二泊三日食道楽ツアーを満喫した後、妻子を実家に残し、山形から茨城の自宅まで、自転車で帰ることにしました。彼女らは2週間後に迎えに行く予定です。
というわけで、ある意味ここからが「僕の夏休み」です。わは。

朝5時に家を出発。私の出発を待っていたかのように雨が降り出します。オーケイ。総計300kmの旅の開始だ。雨も降るさ。

自宅から10kmほど離れた母校に立ち寄り、パチリ。毎日毎日自転車で通っていました。あの頃はものすごく遠い…と思っていましたが、今となってはほとんどひと漕ぎの距離です。ある意味成長したということでしょうか。

漕ぎ出して20km。標高1500mのスカイバレー入り口に到着します。なにやらヒルクライムイベントがある模様。選手の代わりに試走してあげることにします。（＾＾；
えっちらおっちらと１時間程。途中温泉宿があったりして、２階の窓から浴衣姿のおじさんが頬杖をつきながら私を見ています。こっちは汗だくで息も絶え絶え。この違いはなんなんだろう・・・。人生というものを考えさせられました。
もう飽きたというくらい10%坂警告の看板を通り過ぎた後、どうやら頂上到着です。ヒルクライムレースってこんなとこ走るんですね。自転車乗りは変態だという事を再認識させて頂きました。

雲の中。

雲間からちらり。なるほど、スカイバレー。空の谷。

この後は一気にダウンヒルです。寒いのでウィンドブレーカーを着込みブレーキレバーを握りながら慎重に…。途中この旅唯一のローディーとすれ違いました。東北では自転車人気はまだまだこれからなんですかね。山を降りた後も基本的に下り基調なので、40km近い速度が出ます。快適〜！
ほどなく猪苗代湖に到着。なんというか、もう海って言っていいんじゃないかと思います。

雄大なり、猪苗代湖。

どんどん強くなる雨脚に、「土砂降りの人生〜♪」とつぶやきながらペダルを回します。夏なので冷たくもなく、熱中症の心配もないことを思えば、むしろありがたいのかもしれません。そして栃木に入った頃ようやく雨があがりました。

やった！

ここからは暑さとの戦いです。暑さのせいか道路沿いに妙な幻が・・・。

鳥？

コンビニでガリガリ君と痙攣予防にカップラーメンを補給しながら、ただ前へ進みます。日も傾きそろそろ茨城です。ところでコンビニで暑さのあまりへたれていたら、見知らぬおっちゃんがアイスをおごってくれました。見知らぬおっちゃんにアイスをおごられる35才。妻子持ち。私の人生、本当にこれでいいんだろうか・・・。ともかくおっちゃん、本当にありがとうございました！ハートが補給された感じです。

生き返ってペダルを回す。回す。ついに下妻到着。あと50kmです。

日もとっぷり暮れた午後8時頃、ようやく家に帰り着きました。距離は285km。思ったより近かった感じです。しんどかったけど、楽しかった！
さて、明日はどこいこっかな〜。

■旅の記録：26.0km/h 285.29km 10h56m 120bpm 71rpm
■8月の累計：851km
8月の走行記録はこちら

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