直江津集合!その2


コンビニのカッパ(\500)を装備し、意気揚揚と坂道を登る私。100%ビニール素材ゆえ、ムレまくりですが、とにかくあったかい!同じ濡れるにしても、雨と汗ではえらい違いです。ちょー安物ですが、私にとっては鋼の鎧みたいなものです。これでヒャドも利かないぞ、と。
しばらく後、自販機でコーラ補給していると、坂の下からローディーが。


この雨の中、こんな場所を自転車で通る変態自転車乗りは、直江津参加者に違いない!と思ったらやはりビンゴで、としさんでした。房総半島一周時に一度お会いしています。
つらい道行きも、二人なら耐えられるということでしばしランデブー。
それにしても前を引くつもりが、としさん50mくらいの微妙な間を開けてついてきます。これは・・・もしや自分にドラフティング禁止の制約を課している!?漢すぎます。途中、六合村道の駅までご一緒し、そこからまた別々に走り出すことにしました。


やがて道は草津に。そして、渋峠へ。



これが噂の殺生ヶ原?駐車禁止って・・・。
できれば息を止めて通り抜けたいところですが、なにせ我々自転車乗りは自分がエンジン。
坂道ともなれば、鼻の穴は1.5倍(当社比)に広がり、酸素をかき集めまくります。息を止めると硫化水素より前に酸素不足で息の根が止まってしまうので、気持ち呼吸を浅目にしながら通り抜けました。

やがて森林限界を超え、視界にはまばらな木と草、そして雲しかなくなります。まさかこんな高度まで自転車でやってくる日がこようとは。とにかくきつい、つらい、さむい。たぶん傾斜的には5,6%なんじゃないかと思いますが、もう10km/hでていません。掲示板によれば、このマゾ峠ルート、じゃなくて渋峠ルートを選択したローディーは結構居るようですが、みんな本当にこんな所を通っていったんでしょうか。超人すぎます。でもこのつらい時間、すでに多くの仲間がこの道を走りぬけていったのだという事実が心の支えになりました。
しばし行くと、道の脇に大型駐車場が!そして休憩所らしき建物が!道もここから先下りに変わっています。よくblogで見る、国道最高地点の石碑が見当たりませんが、きっとここが渋峠なのでしょう。うん、きっとそうだ。
すかさず掲示板に渋峠通過の旨書き込みし、鼻歌まじりに下り坂を下り始めました。


まあ、当然ながら(?)この認識は誤りで、ほんの少しの距離寒さに震えながら高度を下げると、またしても道が登りに
そりゃないよーーー!
カッパやアンパンなどでつぎはぎ修理していた心に、ついに致命的なヒビが入る音が。
もうポッキリ折れそうです。けどなんとか持ち堪えたのは、沢山の仲間がこの道を走っているという想い。漕ぎ続ければ着くんじゃね、とmasaさんはおっしゃっていましたが、もう漕ぐしかない。漕がなきゃならん。なぜか頭の中に流れる「雨上がりの夜空に」
「どおしたんだ、ヘイヘ、ベイベ〜♪」
キヨシローにケツを押されながらペダルを回すこと約30分。ようやく国道最高地点に辿り着きました。

ヤッホーーー!最高だぜ!景色もすば・・・らしいんだろうなぁ。ぶっちゃけなんも見えません。
見渡す限り雲ばっかりの景色の中、濡れた路面にドキドキしながら、今度こそ本当に下り始めました。
ここまでで走行距離は約200km。時間はお昼をちょっと過ぎた13時。あと5時間で100kmを走りぬけなければなりません。さて間に合うかなぁ…。


その3へ続く


8月の走行記録はこちら


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