自由ってなんだろう


だんだん肌に触れる空気がひんやりとしてきました。
季節の変化を即感じることができるのが、自転車通勤の醍醐味です。

とはいえ片道2時間も、それもたった一人で会社まで続く道を駆けていると、自転車や仕事以外のどうでもいい事がもやもやと頭に広がっていく時もあります。

今日はその中のひとつについてのお話です。


「自由」ってなんだろう?
あらためて考えてみると、主観的であいまいな概念だと思います。
「幸せ」と一緒で、10人いれば10人の回答があるんじゃないでしょうか。
ともかく、私の場合、いったいどんな時に「自由」を、そして「不自由」を感じるのか考えてみました。

  • 自由を感じるもの

休日、自転車通勤、酒、早く起きた朝、早く帰った日、ジーパン

  • 不自由を感じるもの

平日、仕事、電車通勤、遅刻ぎりぎりの朝、残業、スーツ


まだまだ出てきそうなものですが、なぜか思い浮かびません。ああ、発想が不自由だ。
ともかく分析してみます。
自由を感じる代表格といえば、やはり休日です。いっそ毎日が休日ならば、ものすごく自由な人になれそうですが、それと引き換えに大切なものを色々捨てなければならなそうなので、やめておきます。自転車通勤もできませんしね。

どうして自転車通勤に自由を感じて、電車に不自由を感じるのでしょう。
満員だから? →たしかに。
ホームで待たなければならないから? →そりゃそうだ。
乗り過ごす危険性があるから? →飲みすぎに注意しましょう。

でも自転車通勤だって不自由です。
飲みに行けないし、朝は時間制限もある。私の場合、電車通勤よりもよけいに時間がかかるので、他の自由な時間も消費している事になります。自転車でメタボフリーも幻想で、結局食べ過ぎれば痩せないことも身を持って学びました。
でも、それでもなお、自転車通勤は自由だと感じるのです。

なぜだろう?


私なりの結論は、これです。

コントロールできるから。


いつ出発しても良い。いつ停まってもよい。いつ曲がってもよい。全てのコントロールは私の手の中にあります。
現実的にはそうはいかないでしょうが、少なくとも、そう感じることができます。
電車ではそうはいかない。

そういえば、仕事でも自由を感じる時と不自由を感じる時があります。
今思えば、自分が状況を、そして自分自身をコントロールできている時、それを自由だと感じていたのかもしれません。


もっと流されず、コントロールしていかないとなぁ。



9月の記録:988km