セカンドウィンド(2)
最近は帰りが輪行なので、愛しのつくばTXに揺られながら読書をしています。
で、最近読んだのはこれ。
- 作者: 川西蘭
- 出版社/メーカー: ジャイブ
- 発売日: 2009/01/10
- メディア: 文庫
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1は私が自転車に乗り始めた頃、サクリファイスとともに読んだ記憶があります。サクリファイスが本格的なロードモノ(というかサスペンス?)だとすれば、これは、ああ自分にもこんな時代があったなぁ(本当にあったのか?)という青春前期まっただ中モノです。
一応、中、高、大と体育会系に属しては来ましたが、いつもぱっとしなかった私。
あの頃自転車と出会っていたらなぁ・・・と思わなくもありません。まぁ出会っていたところで金銭的な理由で見送った可能性も大です。
結局のところ、出会った時がベストタイミングということで、私にとっての自転車とのベストランデブータイミングは、中年ということだったのでしょう。
なにか話がずれましたが、そんな素敵な青春時代を、主人公に自分を重ねて追体験できる素晴らしい本です。
いや、ちょっと追体験というには素敵すぎるか。
幾人もの可憐なヒロイン、前刊で敵キャラ(?)ぽかった登場人物のあまりにジャンプ的な良き理解者への変身。
努力・友情・勝利!
ウォーーー!甘酸っぱいよーーー!
難しいことは考えず、すっぽりと物語に浸れます。日常に疲れたサラリーマンにこそ、こんな現実逃避の一時が必要なのかもしれません。たまにはいいなぁ、こんなのも。
次は自転車少年記あたりに手を出してみますかね。