ボントレガー アイオロス 5.0 ACC

というわけで、めでたく2週間ほどで走行距離が1,000kmを超えましたのでレビューしたいと思います。




音性能
30km/hくらいから、「コォォーーー」というなにか中空で軽いものが高速で回転している音が自分の足元から聞こえてきます。こ、これは・・・いつも練習会で聞いていただ!あれはディープリムホイールの回転音だったのか!ちなみに20km/h台等でゆっくり走ってもペダリングに合わせて、「コォゥンコォゥンコォゥン」という、かすかに、でも独特な音が聞こえてきます。今までのホイールとは別物感があります。最高です。


加速性能
RACE LITEより若干重いせいか、30km/h台からエイッとペダルを踏んだときの反応は鈍い気がします。その代わり、少しずつトルクを加えていくと、スル〜と加速していく感じがします。なんというか、「俺はそんな風に踏むんじゃないんだぜ」と教えられている感じです。40km/h超えてからの加速は、私の場合、どんなホイールだろうが、口からヨダレたらーんしちゃうくらいつらいので、実をいうと・・・良くわかりません。若干スプリントした時のトップスピードは若干(2,3km/h程度)上がった気もしますが、ブラシーボ!な気がします。


巡航性能
導入当初は、あれ・・なんか重いぞ・・・と思っていましたが、単にグリスが硬かっただけみたいです。今は快適そのものです。無風状態で、うまく太ももから脱力できると、勝手に自転車が進んでいく感覚を味わえます。
んが、RACE LITEと差があるかと言われると・・・。これはたぶん、アイオロスがどうこうというより、RACE LITEがその価格以上に素晴らしいホイールだったということでしょう。うん、きっとそうだ。そうに違いない。


向かい風性能
アイオロスのウリは、向かい風ぽい横風を推力に変えることです。丸みを帯びたディープリムが、ヨットの帆の原理で、推力を生み出すらしいのです。
本当かよ!!と思っていましたが、実際向かい風の中を走るとほんの少し後ろから押されている感があります。
「あ・・・楽だ・・・」
ただ、この感覚は本当に微妙なもので、ペダルが一周する間、きちんと一定のパワーを加え続けないと味わえません。少しでも雑なペダリングをすると、その微妙な効果はあっさりそのペダリングの雑音の中に消えていく感じです。正直ちゃんとしたペダリングを意識するのは難しいので、この効果を持続させるにはまだまだトレーニングが必要です。実はこいつはペダリングスキル向上マシーンじゃないかと思います。


登坂性能
不動峠:12分22秒(RACE LITE:12分16秒)
ヤビツ:37分50秒(RACE LITE: 38分58秒)(名古木から)
悪くないと思います。次は富士山だ!(夢


通勤性能
このホイールにしてから通勤したくてたまりません。なんなら土日も通勤したいくらいです。(言いすぎ
ディープリムの持つ別物感が、常に私をサドルへと誘惑します。
早速小雨の中(オイオイ)とか通勤していますが、アルミリムのおかげで、ブレーキングにはまったく不安はありません。


見た目性能
やっぱこれですよ。ディープリムを得てさらに精悍さを増した自分の愛機を見ながらうっとりして酒が飲める。そうです。そのために買いました。Σ( ̄Д ̄;)


金銭感覚性能
キシリウムSLって12万?フルクラム レーシング1で15万?安ッ!買いだ!(買えません)RACE LITEの8万なんて爆安だな!BORAは高いと思っていたけど、妥当なとこだよね。
なんて、一気にホイールに対する金銭感覚が変わりました。麻痺したともいう・・・
社会復帰はできるのでしょうか。



というわけでレースに通勤に酒のつまみに(?)全方位的に最高なホイールです。ぜひ皆様もディープリムでディープな世界に参りましょう!




5月の累計:934km