いきなりトレインを組んではいけない 107km

夏が近いから、というか夏だからか、最近南風の日が多いです。そして私の往路にとって南風とは、すなわち向かい風。ガンガンに照りつける太陽に向かい風。厳しい季節になってまいりました。

さて本日も向かい風っぽい横風に、きっとアイオロスが推進力に変換してくれているはずだ・・・
と重いペダルを踏みつつ妄想しながら30km/hすれすれで走っていると


「ゴゴゴバァァァーーー!」


とものすごい勢いで空気を切り裂きながら追い抜いていくロード一台。下ハン持って、トルク型なのか比較的ゆっくりしたケイデンスで抜いていく、そのフレームにはLOOKと刻まれていました。
Tシャツジーパンな私と違い、しっかりジャージ装備です。


「連邦の白いヤツ・・・!」(注:私のも白いっす


思わず脊髄反射的に踏み込むものの、おそらく向こうはこの向かい風の中40km/h以上出ているようで、一瞬追いつきましたがじりじりと離されます。
いきなりレッドゾーンに突入しちゃってつらいのなんの。ドラフティングしちゃえば多少はましなのですが、見ず知らずの他人にいきなりぴったり付かれるのもいかがなものか、という想いもありました。


やがて一旦35km/hくらいに落ち50m程引き離される私。


まあ練習会じゃないし、通勤でそんなに無理してもね〜。と、脳内ですっぱいぶどう理論を必死に展開していた私でしたが、ふと思いつきました。


練習会って、要は速い人といっしょに走ることじゃん! 場所は関係ないじゃん!


どうせここ1ヶ月程練習会出れてないし、今週末だって怪しいし、じゃあ今勝手に練習会始めちゃおう!


と相手の了解も得ず勝手に練習会モードに突入することにしました。Σ( ̄□ ̄;

一旦モードが変わると変なものが脳内に湧き出すのか、向かい風だろうが案外スピードが出ます。42-3km/hで視界の先で芥子粒になろうかという影を必死で追いかけました。徐々に近づいてきます。
1kmほど走ったでしょうか。ヨダレを垂らしながら、魅惑のドラフティングゾーンまで後1歩と迫った時・・・


追いついたらなんて言えばいいんだ!!


仮に追い抜いたとしてもこの速度。ぶっちぎりで引き離すなど不可能です。こうなったら・・・


自転車乗りに言葉はいらねぇ作戦発動!!(要は勝手に先頭交代Σ( ̄□ ̄;


いうことで、なんとなーく前に出て相手のラインの前に出てみました。
まさかジーパンに追いつかれるとは思ってなかったろうな・・・あの人Σ( ̄□ ̄;


が、そこで相手の人の練習タイムは終わりだったのか、いきなり割り込まれて興ざめしたのか、その方はスピードを落としてしまいました。

たぶん後者じゃないかと思います。
悪意はなかったとはいえ、練習の邪魔をしてしまい本当に申し訳ありませんでした。


私はといえば、抜いた形になってしまい、これでスピードを落とすのもかっこ悪いので、しばらくあえぎながら単独で40km/hを維持するハメに。Σ( ̄□ ̄;



教訓:トレインを組む時には一声かけよう。



往:28.6km/h 56.29km 1h57m 81rpm
復:23.0km/h 51.56km 2h13m 71rpm



自転車部門で12位

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安西先生、練習会に出たいッス。
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