逆パンダの恐怖

ガンガン上がる気温にさんさんと照りつける太陽。
今の季節、晴れてくれればかなりテンションが上がります。まーこの際、CRの虫は置いときます。

しかし、自転車乗りならば、おそらく誰しもが経験した事があるんではないかと思われる、アイウェア焼け。ヘルメットやアイウェアにカバーされる頭上半分は白く、そして容赦ない日光に晒される顔下半分は黒へと、あたかもパンダの隈取りを逆にしたかのごとき日焼けが顔に残ってしまうこの現象と戦わねばならない季節がやって来たことも意味します。

日焼けの害が色々はあるのは承知していますが、一番即効性かつダメージがデカイのがこの見た目じゃないかと思っています。あ、ダメージって精神的なヤツの事ですけれども。

思えばロードに乗り始めて初めての夏。手が指切りグローブの形に焼けるのを見て

お、これで俺もいっぱしのロード乗りかな？

なんて悦に入りながらふと朝鏡の中に写る自分の顔を見た時の恐怖と言ったら！
そこには日々のデスクワークに疲れた中年の顔ではなく、まるで体を張ってウケをとる、お笑い芸人風の顔が写っていたのでした。
マジックの落書きならまだいい。ちゃんと落し方があるから。
しかし太陽の落書きはどうやって落とせばいいのか？

落とせないならいっそ黒く塗りつぶせばいいと、バカを承知でアイウェア無しで通勤を続けた私の行動を賛成はできずとも理解はできる、という方も居るのではと思います。（ていうか居てほしい！）

2007年の秋から乗り始めた私にとって、今年は三度目の夏。もう失敗を繰り返すことは許されません。

とにかく安くてSPF値が高い奴を思いっきり顔に塗り塗り。
パンダの前にバカ殿になるわけですが、どうせ自転車通勤中の顔を誰がじっくり見るわけでも無し、白くなるとか気にしません。

ただ、天気の良い日に1日でも忘れるとあっという間にパンダ（逆）になっちゃうんですよね。でかけるその瞬間に必ずバカ殿になっている事を忘れず確認する事。
「注意一秒、パンダ一夏」を合言葉に今年も紫外線を乗り切って行こうと思います。